みなさん、こんばんは!えむけん(@Binary_MKent)です!
先週は、前回記事にも書いたように、戻り売り狙いに徹していたのですが、ダウ、日経と株が急激に買われたのもあり、その後立て直すまでに時間がかかってしまいましたね・・・。
さて、予想を外した後ではありますが、今回も為替からビットコインまでガンガンしっかり分析していこうと思います!是非最後までお付き合いのほどよろしくお願いします!
本コンテンツはあくまで、私の個人的な見解であり、該当のポジションを推奨するものではありません。参考程度に留めていただくよう、よろしくお願いいたします。

前回記事:【週間分析】6月第1週の金融市場分析|テクニカル分析を元に考察
USD/JPY(ドル円)
日足


コチラがドル円の日足です。
超長期のサポートライン(青)を下抜けていますが、現在は黄色ゾーンのサポートに差し掛かっているため、今からショートを打つのはやや分が悪そうですね。
とはいえ、長期の流れは依然「戻り売り」です。ここからは、売れそうなポイントに的を絞って、戻り売りに徹するのが妥当でしょう。
では、次に4時間足を元に、戻り売りポイントを見ていきましょう。
4時間足


現状から想定される戻り売りポイントは、上記の緑ゾーンと青ゾーンの2つ。順に解説していこうと思います。
まずは、緑ゾーンについて。この緑ゾーンは、中期の三尊ネックラインでのリターンムーブ(戻り売り)を想定したものです。正直これを機に下げてくれると、直近の三尊を維持した状態での下降になるので、最も理想的な展開になります。
次に青ゾーンですが、この価格帯は超長期サポート(青)のリターンムーブポイントになります。
現状は、この2つのポイントを元に戻り売りに徹するのが妥当だと思われます。
EUR/USD(ユロドル)
日足


ユロドルに関しては、先週からお話ししていた中期ウェッジを上抜けましたね。
これを機に、目線もやや上寄りになりましたが、直上にはレジスタンスライン(黄色ゾーン)もあるため、依然上値も重そうですね。
すでにロングポジションを持っているのであれば、建値SL放置でいいと思いますが、日足だけではなんとも言えないので、4時間足を元に分析を進めていきましょう。
4時間足


4時間足ではウェッジを抜けて以降、少し急激なチャネルを形成して推移しております。
下降ウェッジの上抜けによって目線が下から上、もしくは横に切り替わっている可能性、そして現状の中期チャネル推移、さらに上値の重さ等を踏まえると、このようなカップアンドハンドル推移が想定されます。
下降ウェッジを上抜けたものの、ここからロングというのはかなりリスキーですから、ロングを入れるのであれば、「カップアンドハンドルのハンドル部分(押し目)」に的を絞るのが妥当だと思います。
EUR/JPY(ユロ円)
日足


ユロ円は、先週お伝えした超長期のサポートラインに接触後、少しではありますが反発をみせました。正直若干不安ではありましたが、これで超長期サポートの有効性が確認できましたし、今後はこのラインを元に目線の切り替えを行っていけば良さそうですね。
では次に4時間足を見てみましょう。
4時間足


日足では、超長期サポートを機に綺麗に反発していましたが、4時間足では、どちらかと言えば「戻り売りポイント(黄色ゾーン)」というような状況です。
超長期サポートに支えられた直後のため、「そんな早い段階で底掘りを再開するのか?」というような疑問も残りますが、損切り幅も小さく済みますし、個人的には小ロット戻り売りで様子を見ていこうと思います。


US30(ダウ)
日足


コチラがダウの日足です。先週の底形成を経て、若干のライン修正を行いました。(今回はログスケールではなく、通常スケールでの分析になります。)
修正を行ったところ、かなり綺麗なチャネルを書くことが出来ました。先週の底値もピタッとライン上で止まっていますし、しばらくはこのラインをベースに押し引きしていけそうですね。
4時間足


4時間足を見ると、先週からの上昇で「三尊ネックラインでのリターンムーブを否定している」事がわかります。つまり、中期の戻り売り否定です。
そのため、かなり手を付けづらい印象がありますが、仮に直近の最高値(黄色ゾーン)に接触した場合、「どのような推移を見せるのか?」については要注目だと思います。
今のところは「触らないのがベスト」だと思いますが、万が一短期足で三尊やダブルトップを形成するようであれば、積極的に売っていきたいですね。
GOLD(金)
週足


コチラがゴールドの週足になります。
5月中旬から大きく上昇しましたが、長期レジスタンスライン(青)への接触と同時に、大きく下落してきました。
今後「週足レジスタンス(青)を上抜ける可能性」を考えると、出来れば押し目を拾いに行きたいポイントではありますが、短期的に上げすぎてしまっているのもあり、押し目ポイントも絞りづらくちょっと触りづらいですね。
こういうときこそ、無理して拾いに行くのではなく、RR(リスクリワード)を重きに置いたトレードを心がけていきましょう。
では次に、4時間足を見ていきましょう。
4時間足


現状では、1つのポイントに絞ることが出来ませんが、「前回高値のサポート(黄色ゾーン)、もしくは黄色サポートライン(白ゾーン)あたりまで落ちてきてくれるのであれば拾ってもいいかな・・・」といった感じですね。
もちろん、上記2つのポイントまで落ちずに再度高値へ向かう場合も考えられますが、その場合には焦らず「週足のレジスタンスライン(青)の上抜け」を基準にスイング買いに動いていこうと思います。


BTC(ビットコイン)
日足


日足では、先週とそこまで大差ない状況ではありますが、今のところは「本格的な調整移行」と見て間違いなさそうです。
本格調整開始と仮定した場合、先月までアルト市場で循環していた資金の急速な撤退などが考えられますので、急激な値動きになることが予想されます。ですから、ショートを入れている人は、今のうちに妥当性の高いポイントに利食い注文を入れておくのが良さそうですね。


私も、かなり前からショートポジションをホールドしていますが、6000-6400ドル(黄色ゾーン)周辺に利食い注文をばら撒いておこうと思います。
では、次に4時間足の分析に移りましょう。
4時間足


4時間足を見ると、調整転換が明らかですね。
まず、高値圏で保ち合いを作り、その上抜け後はチャネルをベースに推移。ある程度上昇した後、チャネルを下抜けて大きく下落。その後、水平ライン(黄色)で戻り売られ、現在7600ドルをネックラインに短期三尊形成中・・・。
正直、今に至るまでの推移をチャートパターンだけで簡単に解説できるチャートも結構珍しいと思います。ここからは、「7600ドルの三尊を成立させるのか?」に注目ですね。
また、アルト市場などを踏まえた詳しい仮想通貨市場全体の分析については、6/15(土)に国内大手仮想通貨メディア『CryptoTimes』様にて寄稿記事として投稿させていただきますので、そちらを楽しみにお待ちください。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
今週は正直、先週の戻り売り重視のシナリオを否定した直後というのもあり、若干作戦を練るための情報が少ないように感じましたが、今ある情報だけで分析、シナリオ考察を行ってみました。
先週雇用統計を終えたものの、未だどっちつかずな展開ではありますが、無理してスイングポジを取りに行くのではなく、「損切り幅が小さく済む戻り売りポイントだけを狙いにいき、上手く取れた場合には利益を伸ばしていくスタンス」で立ち回ったほうが良さそうですね。
また、トレードをする際には、いろんな動きを想定しておくことが非常に大切です。トレーダーであり、僕の友人であるkazuくんも毎週、週間分析記事を投稿しているので、そちらも参考にしてみると良いと思います!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!